TECH CAMP エンジニア転職 短期集中コース 10週間はどんな内容?

TECH CAMPを受講することになったら、10週間のカリキュラムはどう進んでいくのかな・・。
初心者の私でもついていけるかな・・・。

こんにちは!ユカリです。

TECH CAMPの短期集中コースを受講した場合に、10週間はどういうスケジュールで進んでいくか気になりますよね。

そんな方に向けて、TECH CAMPのエンジニア転職 短期集中コースを実際に受講した私が、10週間のカリキュラムの詳細を解説します!

受講したコースの詳細
(コース名・受講期間・料金・受講スタイル)

  • テックキャンプ転職 短期集中 オンラインコース(10週間)
  • 2021年6月〜8月
  • ¥646,800(税込)

※ 受講料は2021年4月に申し込み時点の情報です。
※ 無料カウンセリング受講の¥10,000値引きを入れた金額です。

10週間の想定学習スケジュールの内訳
(基礎→応用→発展→最終課題)

TECH CAMPのエンジニア転職コースは、カリキュラムに沿って受講生個人個人が自分のペースで学習を進めていくスタイルの学習方法です。(※講義形式の学習ではありません)

そのため、基本的にはカリキュラムをどのようなペースで進めるかは受講生の自主性に委ねられています。

ただし、10週間で全てのカリキュラムを終わらせないといけないため、数週間単位で学習フェーズが区切られており、各フェーズごとに試験、提出課題が設けられています。

TECH CAMPが定めている基本的なスケジュールの目安は以下の通りです。

  • 基礎フェーズ(目安:1〜2週目)
    HTML・CSS・Ruby基礎・Ruby on Rails基礎
    ※次フェーズへ進むためには、試験に合格する必要あり※
  • 応用フェーズ(目安:3〜4週目)
    Ruby on Rails応用
  • 発展フェーズ(目安:5〜6週目)
    Ruby on Rails、JavaScript
    ※実装課題の提出が必要※
  • 最終課題フェーズ(目安:7〜10週目)
    フリマアプリのクローンサイト作成→残りの時間でオリジナルアプリ作成
    ※卒業のためにはフリマアプリの最低実装条件をクリアする必要あり※

管理人の学習スケジュール(実績)

上記のような目安のスケジュールが決まってはいましたが、私自身が10週間のカリキュラムをどのぐらいのペースで進めていたか、参考にご紹介します。

  • 基礎フェーズ(1週目)
  • 応用フェーズ(2〜4週目半)
  • 発展フェーズ(4週目半〜5週目)
  • 最終課題フェーズ(6〜10週目)

TECH CAMP規定のスケジュールと見比べて頂くとわかりますが、私の場合は1週間程度前倒しでカリキュラムを進めていました。

同期の受講生と比較しても早く進めていた方に入ります。

というのも、ライフコーチ(※)や先輩受講生から受講期間中に繰り返し聞いていたのは、
『できるだけ前倒しでカリキュラムを進めた方がいい』
ということでした。

(※)ライフコーチ:受講期間中、勉強の悩みや不安、心配ごとを相談できるスタッフ

その理由は最後の「最終課題フェーズ」に入ってようやく理解できます。

規定スケジュールよりも前倒しでカリキュラムを進めていた理由

基礎〜発展フェーズに関しては、基本的にカリキュラムの通りに実装していけば、プログラムは見よう見まねで書けるようになります。

分からないことがあってもテキストに答えが載っていることが多いので、復習すればなんとかなります。

しかし、最終課題フェーズでオリジナルアプリを制作しようとすると、

  • どんなコンセプトのアプリにするのか?
  • 想定ユーザー(専門用語でペルソナ)はどういう人物なのか?
  • どんな機能をもったアプリにするのか?
  • アプリコンセプトに合ったカラーリング、フォント、画像はどんなものか?
  • ページはいくつ用意すればいいか?
  • 実際にプログラミングをしていく

など、様々なことを全部自分で考えて、動いていかなければなりません。

加えて、どの機能から実装していくか、カリキュラムで学んでいない機能の実装方法、エラー解決、を限られた時間内で調べながら進めていく必要があります。

基礎〜発展フェーズでは、技術的にわからないことがあればメンターに質問することもできました。

しかし、オリジナルアプリの作成になるとメンターへの質問はできないルールになっています。
(受講生のオリジナル性が損なわれてしまう可能性があるため)

本当に自分だけの力でなんとかしないといけない状況になります。

また、この『エンジニア転職コース』全体の特徴として、
Ruby・Ruby on Rails(サーバー側での処理)がメインになっています。

応用・発展フェーズ(2週目〜6週目頃)は、カリキュラムで必要なHTML・CSS (※)はTECH CAMPから配布されるファイルをそのまま使用することが多いのですが、オリジナルアプリの場合は、もちろんHTML・CSSも一から自分で制作する必要があります。

(※)HTML・CSS:Webページのデザイン(文字の大きさ色、背景色など)やコンテンツの内容に直結するファイルのこと。Webサイトで言うと画面に見えてるもの全てはHTML・CSSでできています。

HTML・CSSは、学習開始直後のかなり序盤に学んでいるため、オリジナルアプリケーション作成が始まる頃には、すっかり忘れてしまっていることも多く、再度復習しながら実装することになります。

このように、いくら時間があっても足りないような状況になるため、
『できるだけ前倒しでカリキュラムを進めた方がいい』というアドバイスに行き着くんだと身をもって実感しました。

オリジナルアプリの制作に加え、カリキュラム後半からは転職活動の準備も始まります。(履歴書・職務経歴書の作成、面接対策の想定問題への準備、オリジナルアプリの説明資料作成など)
カリキュラム後半になるにつれてやることが増えて、学習時間も確保しづらくなると思って、スタートダッシュをかけるつもりで臨むことをオススメします。

オリジナルアプリは作るべきか?

ここまで読んで頂いて、
『そんな大変な想いまでしてオリジナルアプリを作る必要があるのか?』
と疑問に思った方もいらっしゃると思います。

私が受講したときのテックキャンプ 短期集中コースの卒業要件としては
『指定の期日までに課題のフリマアプリに、必要最低限の機能を自力で実装する』
となっていました。

正直、『必要最低限の機能』さえ実装できれば卒業できます。

期限までに決められた提出物を提出していれば、転職サポートもしてもらえます。

ただ、私個人の感想を言えば、オリジナルアプリ作成は得るものが多いと思います。
オリジナルアプリ制作で得られることは、具体的に以下3点です。

  1. 0から1を生み出すことの大変さを身をもって体感する
    ・何もない状態から形にしていくことの大変さは、やってみないと分からない
    ・自分がクリエイティブな仕事が好きなのか、
     仕様書通りに作成するプログラマー気質なのかを見極めることができる
  2. 調べる力・応用力を鍛えることができる
    ・カリキュラムに載っていない知識・技術は
     インターネットや書籍を使って、実装できるまで調べる必要がある
     → 粘り強く調べる力が付く
    ・調べた結果を自分のアプリに反映させる応用力も鍛えることができる
  3. 就職/転職活動のアピールになる
    ・どういった技術をもっているのかを証明するために、
    『ポートフォリオ』という作品集のようなものの提示を求められる場合がある
    ・未経験からエンジニアを目指す人が増えている
     → ポートフォリオに記載できるオリジナルアプリがあると差別化できる

まとめ

いかがでしたでしょうか?

TECH CAMPでの10週間のスケジュールのイメージはつきましたか?

  • カリキュラムを進めるペースは受講生に委ねられている
  • しかし、10週間でカリキュラムをやり切るめに、大体のスケジュールは決められている
  • オリジナルアプリの制作をする予定、または制作してみたいと思っている方は、できるだけ前倒しでカリキュラムを進めていく姿勢が必要
  • 大変だが、得るものは多い!積極的にオリジナルアプリに挑戦しよう!

TECH CAMP受講を考えている方、また受講を始めて間もない方のお役に立てれば嬉しいです!

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