オンラインのプログラミングスクールってちゃんと身につくのかな…
初心者は教室へ通学して、先生から直接教えてもらった方がわかりやすいのかなぁ…
こんにちは!ユカリです!
プログラミングスクールの受講を考えているときに、
- 教室へ通う「通学型」
- 自宅でも受講ができる「オンライン型」
どちらにしようか迷いますよね。
初めてプログラミングを勉強する人にとっては、
『近くに質問できる人がいない環境』
という状況はとても不安に感じると思います。
でも、通学型のプログラミングスクールに決めてしまうのはちょっと待ってください!!
オンラインのプログラミングスクールには、通学型では得られないメリットがたくさんあります!
私は、実際にオンラインのプログラミングスクールで2ヶ月半学習し、30代未経験からエンジニアへ転職しました。
※こちらの記事で30代未経験でのエンジニア転職のリアルをまとめています!
また現在は週末を利用して、通学型のプログラミングスクールで、別言語を学んでいます。
オンライン型と通学型の両方のプログラミングスクールで学習した経験を元に、
- オンラインのプログラミングスクールのメリット/デメリット
- オンライン学習が向いている人/向いていない人
- オンラインのプログラミングスクールの選び方
を解説します!
結論から言うと、私は断然オンライン学習をオススメします!
具体的な理由は目次の内容の通りです。
お時間がない方は、気になる項目だけでもジャンプしてチェックしてみてください!
通学/オンライン それぞれのプログラミング学習の特徴
まず最初に、通学型/オンライン型のそれぞれの特徴は以下の通りです。
通学型(オフライン型)
- プログラミングスクールの教室で学習をすること
- 通学型でもスクールによってシステムはそれぞれ
例えば、
①開校時間内であれば教室で自由に学習できる(自習室スタイル)
②回数チケット制で学習時間枠(パソコン)を予約して、学習する - 新型コロナ対策として、通学型の新規受講受付を休止しているスクールも多い
オンライン型
- プログラミングスクールのオリジナルのカリキュラムに沿って、自宅等で自分で勉強を進める
- 分からないところがあればZoomなどのビデオ通話やチャットで質問をする
オンラインプログラミングスクールのメリット
移動時間がかからない
これは、オンライン型学習の最大のメリットと言っても過言ではありません。
極端な話、起きた直後から寝る直前までいつでも学習できます。
浮いた時間で自習をしたり、気分転換、睡眠や家事に使うこともできます。
また「移動が不要」ということは、学習のジャマをする可能性がある以下のようなリスクを事前に潰しておくことができる、ということも意味します。
- 雨が降っていたら、それだけで通学が面倒になる
- 出かける直前にお腹が痛くなってしまったら、電車に乗り遅れてしまう
- 電車が止まっていたら、教室に行くことができない
- コロナの状況が悪化してしまうと、人混みに出かけることをためらってしまう
家族からも出かけることを反対される
交通費がかからない
当たり前の話ですが・・・
移動する必要がない = 交通費¥0 !!
プログラミングスクールは短いところでも2ヶ月、長いところだと半年や1年の学習期間のコースもあります。
自宅から教室が遠い場合、交通費だけでも馬鹿になりません。
特に仕事を辞めてプログラミング学習に専念する場合や、大学に通いながら学習する場合は、金銭的負担が少しでも軽い方が圧倒的に学習を続けやすくなります。
どこでも学習ができる
オンライン学習の心配事で「自宅だと集中力が続かない」という人がいると思います。
そのような場合はカフェや図書館に移動して勉強することもできます。
パソコンとインターネット環境があれば学習できるので、スマホのテザリングを使ったりポケットWi-Fiがあれば、どこでも学習できます。
私がオンライン型のプログラミングスクールを受講していたときのチームメイトは、旅行先にパソコンを持って行って、空き時間に勉強をしていました!
ワーケーションみたいでいいですよね!
地方在中であっても好きなスクールを自由に選択することができる
東京、大阪などの都市部に住んでいればプログラミングスクールの選択肢が多いですが、地方に住んでいる場合はスクール自体の母数が少なくなってしまいます。
オンラインであればスクールの場所は気にする必要はありません。
『本当はAスクールがいいんだけど、近くに教室がないからBスクールにするか・・』
など、という不毛な妥協は必要ありません。
カリキュラムやサービス内容という本質的な部分だけでスクールを選択することができます。
勉強スケジュールを柔軟に変更することができる
オンライン学習の場合、カリキュラムに沿って自分のペースで学習を進めていくスクールが多いと思います。
そのため、例えば
『今日は丸1日がんばって勉強して、翌日は用事があるから1日休む』
というような調整を自由に入れることができます。
急用や突然の体調不良の場合でも、特にどこかに連絡を入れる必要はありません。
一方、現在私が通っている通学型のプログラミングスクールは、チケット回数制です。
事前に学習時間枠を予約する必要があり、希望日程が予約でいっぱいの場合は受講ができません。
また、キャンセルは前日までにする必要があります。
当日キャンセルの場合はチケット1回分消化扱いになってしまうという、シビアなルールです。
予定変更が柔軟にできないことは、想像以上にストレスになる
ということに気がつきました。
もしあなたが、
- 働きながら勉強をする場合
- 家事・育児をしながら学習する場合
は特に、スケジュール調整に制約があるのは、かなり厳しいと思います。
途中リタイアを避けるために、スケジュール調整が柔軟にできるスクールをオススメします。
集中してプログラミングに取り組める
通学型のプログラミングスクールに通うことで、オンライン学習のこのメリットに気付きました。
私が今通っている通学型プログラミングスクールは、1つの教室にパソコンが10台ほど置いてあり、それぞれの生徒は別の言語を勉強しています。
複数の講師が教室内を巡回して、生徒の様子を見ながら補足説明をしたり、質問に回答したりしているのですが、これがすごく気が散る・・・。
- テキストの内容を理解しようと、集中して説明を読みたいとき
- 集中してプログラミングしている最中
そんなときに背後に講師の気配を感じたり、話し声が聞こえると、正直集中しづらいです。
せっかく教室に通っているのに集中するためにイヤホンをするときもあります。
また、講師の方が
『大丈夫ですか?』
『どうですか?』
と声を掛けて頂けるのはありがたいのですが、そのたびに集中力が切れてしまいます・・。
プログラミングは黙々とコードを書く時間が多いため、集合学習の必要はないと痛感しました。
分からないことがあったときに質問できる環境さえあれば、教室である必要はありません。
オンライン学習は、自宅や集中しやすい場所を自分で選んで勉強に取り組むことができます。
分からないことがあれば必要に応じて質問ができるため、理想的な環境だと言えます。
オンラインプログラミングスクールのデメリット
サボろうと思えばサボれる
自分で学習ペースを決められるため、サボろうと思えばいくらでもサボれます。
また、自宅だとついつい休憩時間が長くなりがちです。
『他人の目』がないのは、確かに緊張感を保ちづらい環境ではあります。
しかし、たいていのプログラミングスクールは、オンライン・通学によらず、
受講期間とおおよその学習スケジュールが決められていることが多いと思います。
決まった期間内に学習を終えられない場合は、追加料金がかかってしまったり、転職サポートなどのサービスが受けられなくなってしまうので、そういったペナルティを意識することで、サボり過ぎるということは防げると思います。
トラブルが起きたときの解決に時間がかかる
パソコン本体や設定関連のトラブル、ツールのセットアップ系の問題が発生した場合は、対応に時間がかかる場合があります。
使っているパソコンのOSのバージョンや様々な設定、インストールしているソフトのバージョンなど、色々なことが関連して不具合になっていることが多いからです。
画面共有で画面を見てもらえる状況ならいいのですが、
電源すら入らない
画面が映らない
のような状態になってしまった場合は、自力でなんとかする必要があります。
古めのパソコンや、動きが怪しいパソコンを使っている場合は、
受講を機会に買い替えを検討することをオススメします。
孤独&一人の作業時間が長い
一人で黙々と作業をすることが苦手な方は、1日中家でパソコンに向かい合っていること自体が苦痛かもしれません。
しかし、エンジニアになるとプログラミング作業漬けで、経験を積んでいく期間がいずれ訪れます。
もし一人でパソコンに向かい合っていること自体が苦痛なのであれば、プログラミングそのものが不向きの可能性があるので、一度本当にエンジニアになりたいかどうかを考えた方がいいと思います。
以下に無料でプログラミングが勉強できるWebサイトを記載しています。
長時間パソコンに向かって作業すること自体が苦痛でないか
プログラミングを楽しいと思えるか
一度無料のサイトで試してみてから、本当にお金を払ってプログラミングスクールを受講するかを検討してみてください。
- Progate https://prog-8.com/
- ドットインストール https://dotinstall.com/
- paizaラーニング https://paiza.jp/works
※いずれのサイトも有料会員になると全コースが使用できるようになりますが、
プログラミングの適性を確認する程度であれば、無料の範囲内で十分です。
ゲーム感覚で勉強できますので、一度試してみてください!
オンライン学習が向いている人・いない人
オンラインのプログラミングスクールに向いている人
- 地方に住んでいる人
- 仕事を続けながら学習をする人
- 子育てや家事をしないといけない人
- プログラミングスクールの教室まで1時間以上かかるところに住んでいる人
- 周囲の話し声や物音に敏感な人
- 黙々と作業をすることが好きな人
オンラインのプログラミングスクールが向いていない人
- 対面で話をしたり、質問をすることが好きな人
- 家が集中できない環境の人(同居家族に気を使う、自分の部屋が無い、など)
- 通いたいプログラミングスクールが通学のコースしかない場合
オンラインのプログラミングスクールの選び方
【確認必須】ビデオ通話・チャットで自由に質問することができる制度があるか?
オンラインのプログラミングスクールで学ぶ場合、
Zoomやチャットなどで自由に質問できる仕組みがあることは必須条件です。
なぜなら、プログラミングを挫折する理由の第一位は
『分からないことを聞ける人がいない』
ことだからです。
(※参考:侍エンジニア https://www.sejuku.net/blog/109190)
自由に質問できる制度がないと、せっかくスクールに入っているのに独学と変わらなくなってしまい、挫折の可能性が一気に高くなってしまいます。
この質問制度ですが、
- 月に○回まで質問可
- ○回以上の質問は別途費用が必要
- 質問するには事前に予約が必要
など、質問できる回数や利用方法に一定の制限があるスクールがあるため、注意が必要です。
プログラミングの勉強を始めたばかりは、分からないことだらけだと思います。
できれば『分からないことがあったら自由に質問し放題』の制度があるスクールを選択することをオススメします。
【確認必須】ビデオ通話、チャットでの質問可能時間
オンラインで学習は『24時間、いつでもどこでも学習できる』とお伝えしてきましたが、オンラインでの質問は24時間対応ではありません。
仕事や家事育児などで勉強する時間がある程度固定される方は、メインで勉強予定の時間帯に質問ができるかを事前にスクールへ確認しておきましょう。
以下に有名プログラミングスクールのオンライン質問対応時間を記載しています。
参考にしてみてください。
<参考:オンライン質問の対応時間例>
・TECH CAMP :平日・土日祝 11:00〜22:00 ※13:00〜14:00は休憩
・DMM WEBキャンプ:13:00〜22:00
・RUNTEQ :平日11:00〜22:00/休日10:00〜18:00
・Tech Academy :15:00〜23:00
・TECH I.S. :平日 10:00〜22:00/土日祝 10:00〜19:00
【確認必須】学べる言語は目指す方向性に合っているか?
これはオンライン学習に限った話ではありませんが、プログラミングを学習するうえで重要なことなので、必須確認事項に含めました。
学べる言語はスクールやコースによって異なります。
『特定のサービスやアプリが開発したい』という具体的な目標があるのであれば、事前にそのサービス開発には何の言語が使われているかを確認し、対応しているスクールを選びましょう。
自分の興味のある分野の勉強なので、勉強のモチベーションが保ちやすくなります。
転職活動の際も、なぜその言語を学ぶことにしたのか、という質問に説得力を持たせることができます。
- Webアプリ開発に適している
- 初心者でも学習しやすい
という理由から、Rubyがカリキュラムの中心になっているスクールが多いですが、例えばAIやゲームの開発に興味がある場合は別言語の学習が必要になります。
参考に、開発分野と開発言語、学べるスクール例を一覧で紹介します。
開発分野 | 開発言語 | 学べるスクール例 |
Webサービス開発 | Ruby JavaScript | TECH CAMP |
Webサービス開発 | PHP | Tech Academy (PHP/Laravelコース) |
AI | Python、R言語、C++ | Tech Academy(Pythonコース) 侍エンジニア |
スマホアプリ(iOS) | Swift | 侍エンジニア |
スマホアプリ(Android) | Kotlin、Java | Tech Academy(Androidコース) |
目指している分野がどの言語が必要かわからない場合は、
『○○(サービス名) 開発言語』
と検索すると情報が出てくる場合があるので、確認してみましょう。
まったくの初心者の方で、『どの言語にしたらいいか検討もつかない』ということであれば、
システムやWebサービスの全体像を把握しやすいRubyのコースはオススメです。
登録不要で気軽に確認できます。
どの言語を勉強すればいいか分からない場合は活用してみてください!
また、各プログラミングスクールの無料カウンセリングでも言語や学習内容に関する相談に乗ってもらえるので、活用してみてください。
【確認必須】途中挫折者がどれぐらいいるか?
途中挫折者が多いということは、
受講生に最後までやり切らせる仕組みになっていない
可能性があります。
例えば、
- 学習が遅れてきたことをスクールで検知して、フォローする体制がない
- 受講生の悩みや不安を受け止めて、それに対する対策を示すことができない
ということが考えられます。
途中挫折率を公表しているスクールは、受講生に最後まで『やり切らせる自信』のある証拠です。
スクールを選ぶ判断材料の1つにしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
オンライン学習は、
- 時間に縛られない
- 勉強する場所が自由
- 交通費がかからないので金銭的な負担が軽い
- 好きなスクールを選択できる
- 自分のペースで勉強を進めることができる
- 集中して勉強することができる
というたくさんのメリットがあることがわかって頂けたと思います。
当たり前の話ですが、プログラミングはパソコン作業なので、元々オンライン学習との相性はとてもいいです。
『オンラインのプログラミングスクールって実際どんな感じで勉強するんだろう・・』
と不安なかたは、以下の記事で実際にエンジニア転職コースを受講したときの経験談を詳しく書いていますので、是非参考にしてみてください!